11月市会
11月日から12月11日まで11月市会が開会されます。
また、11月市会の中で、今後25年を展望し、京都市と市民の在り方を示す「京都基本構想」が策定されます。⇒京都基本構想についてはページ下をご覧ください。
自民党市会議員団からは、田中明秀議員(西京区)、みちはた弘之議員(伏見区)、井上よしひろ議員(右京区)の3名が11月28日に代表質問を行います。
【代表質問項目】
田中明秀議員
1 令和8年度予算編成について
2 今後の保健福祉行政の推進について
3 民泊対策について
4 市民が集い、つながる場としての公共空間の更なる活用について
5 マンション居住者の町内会・自治会への加入促進について
6 自転車への青切符制度導入を契機とした、自転車の安全利用環境の充実について
7 洛西地域における自動運転バスの導入について
みちはた弘之議員
1 私立幼稚園児の保護者への支援について
2 保育士の処遇改善及び障害児保育の充実について
3 英語教育の更なる推進について
4 地下鉄駅のエレベーターの増設について
5 市バス・地下鉄の定期券購入に係る利便性向上について
6 今後の下水道事業について
7 伏見大手筋商店街西側へのタクシー乗り場の設置について(要望)
井上よしひろ議員
1 「京都ファン」の更なる獲得に向けた取組について
2 公共トイレ環境の充実について
3 担い手不足の克服に向けたDX推進による生産性向上について
4 消防団員の負担軽減に向けたDX導入について
【京都基本構想について】
京都基本構想策定についての賛成討論(加藤昌洋議員)
自由民主党京都市会議員団は、議第206号 京都基本構想の策定に対して賛成の態度を表明いたしております。私は議員団を代表いたしまして、その理由を述べ討論を行います。
まず、本構想は1999年策定の現行基本構想から四半世紀を経て、人口減少・少子超高齢化、気候変動、技術革新の加速、そして観光の急拡大など、京都の都市環境が大きく変容する現実を踏まえた、極めて重要な見直しであります。「京都とは何か」「何を未来へ引き継ぐのか」という根本的な問いを中心に据え、市民とともに長期的方向性を定めようとする姿勢は、私たちとしても評価するものです。
構想に掲げられる「自然への畏敬と感謝」「歴史と文化による人間性の恢復」「自他の生をともに肯定する社会」といった思想は、京都の本質に根ざしながら、世界的課題にも応える普遍性を備えております。また、市民を「京都に関わるすべての人」と再定義した点は、京都の未来を切り拓くうえで新たな視点を示すものです。
一方で、委員会の議論において、理念の抽象性に伴う課題を明確に指摘してまいりました。たとえば「京都学藝衆」といった概念が、市民、これからの25年を担う子どもや若者に伝わるのか。行政の現場において具体的な政策立案にどう活かすのか。こうした点については、その場にあった平易な言葉への言い換えや、副読本・映像教材などの工夫を含め、丁寧な広報や周知が不可欠であると指摘しておきます。
さらに、京都の本質的価値とされる文化や自然についても、観念論にとどまらず、観光がもたらした生活環境の変化や地域コミュニティの衰退、伝統文化の担い手不足など、現実の課題と政策をどう結びつけるのかという観点を欠いてはなりません。
加えて、人口減少を悲観的にとらえるだけではなく前向きな都市構造の転換につなげる可能性や、多様な若者文化やスポーツ、アートへの確かな支援による社会の充実、新しい公共を担う多様な主体との協働のあり方、そして自然との共生を日常の暮らしへ落とし込む具体策など、将来の政策形成に直結する課題について、積極的に論点を示してまいりました。これらの指摘はいずれも、構想を実効性あるものとするためであり、しっかりと受け止めるように求めておきます。
本構想は、本市の抱える構造的な財政問題や人口減少という厳しい現実から目をそらすものではなく、むしろ京都の強みである文化・自然・人のつながりを、次代の価値創出へと転換するための基盤を示した点に大きな意義があります。
私たち自由民主党京都市会議員団は、構想を単に承認して終えるのではなく、理念を現場に根づかせ、市民一人ひとりに届くものとするため、これからも不断の検証と提案を重ねていくことをお誓い申し上げ、賛成討論といたします。
